こんにちは!
今回は、ついに登場したアディダスフラッグシップシューズ「ADIZERO ADIOS PRO4」をレビューします!
「アディオスプロ3は重かったけど、アディオスプロ4はどうなの?」
「フィット感が良くなった?」
「サイズ感は?」
そんな人に、厚底シューズの覇権を握るかもしれないアディオスプロ4のサイズ感や重量、履き心地など、前作アディオスプロ3との比較しながらレビューしていきます!

満を持してのモデルチェンジ!アディオスプロ4がヤバい!
アディダス「アディオスプロ4」レビュー(アディオスプロ3との比較)
- 外観
- 仕様
- 重量
- サイズ感
- 履き心地
- 実走感


アディオスプロ4のレビュー


アディオスプロ4をサクッと紹介↓
- 前作アディオスプロ3から大幅な軽量化
- 最速シューズ「EVO1」同様のロッカー構造を採用
- アッパー、ソールの素材の変更で、フィット感やグリップ感が向上
- 軽量で柔らかくなったミッドソールでクッションと反発感が向上
- 硬めのクッションで安定感が欲しい人は前作アディオスプロ3の方が良い
- サイズ感はアディオスプロ3と同じでOK
- 実業団、大学駅伝ですでに猛威を振るう「アディダスの本気」
前作から大幅な軽量化


前作のアディオスプロ3は同じサイズで220gで「重さがちょっと...」という最大の弱点を改善!
アルファフライ3やメタスピードシリーズに負けない軽さ!


前作のアディオスプロ3は同サイズ(27.0cm)で約220gと20g以上の軽量化!



前作から大幅軽量化は嬉しい!
全体の形状は細かいアップデート


アディオスプロ3と比較すると形状は若干細身になりました。
前足部にミッドソールの張り出しも控えめ、前足部からかかと部分にかけてもタイト目の仕様になっています。




かかと部分をホールドするパッドは若干分厚く、ヒールカウンターに角度も前作より食い込むような型になっています。




シュータンは中で一体化しており、履くのも楽になりフィット感も向上。


前作アディオスプロ3で言われていた「つま先側のシューレースホール部があたって痛い」は、シューレースホール間の幅を狭く、そして仕様も大幅に変更しています。
足の甲とシューレースがあたる部分には大き目の緩衝材を配置。



アディオスプロ3で言われてきた欠点をとことん改善してきてます!
アッパーは「ライトロック」でフィット感向上


アッパー素材は「ライトロック」という、アディダス独自の素材にアップデート。非常に滑らかで薄く伸縮性も◎
ミッドソールは改良された「ライトストライクプロ」と新ロッカーポイント


ミッドソールの厚さは前足部33㎜、かかと部39㎜の6㎜ドロップ!




肝心要のミッドソールはフルレングスのライトストライクプロを採用!アディオスプロ3と比べると明らかに軽く、そして柔らかくなっています!
カーボンプレートには、前作同様に五本に分かれた「エナジーロッド2.0」を搭載。




ミッドソール形状は、ロッカーポイント(つま先の反り上り)をシューズ全長の60%の位置に配置するアディオスプロEVO1から継承された新設計。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、アディオスプロ3と比べるとロッカーポイントからの切り替わりがはっきりしている印象です!
アウトソールは「ライトトラクションとコンチネンタルラバー」


左がアディオスプロ4、右がアディオスプロ3
アウトソールには、これまた新素材の「ライトトラクション」を採用。
親指付近の蹴りだし部分は、より耐久性のあるコンチネンタルラバーを配置しています。
アディオスプロ3の特徴的な小指部分とかかと部分の切れ込みは無くなりました。


色が濃いところと薄いところで凸凹になっています
ライトトラクション柔らかい素材で、凸凹になっておりなかなかのハイグリップな仕様になっています!
サイズ感


サイズ感は前作のアディオスプロ3と同じサイズでOKでした。
筆者は素足26.0cm、薄手のランニングソックスを履いて27.0cmがジャストサイズ。
アディオスプロ3より細身のため、アディオスプロ3をタイト目に履いている人はハーフサイズ(0.5cm)上を目安にするといいです。


他のアディダスランニングシューズのサイズ感は以下のとおり↓
- アディオスプロ4:27.0cm
- アディオスプロ3:27.0cm
- アディゼロEVO SL:27.0cm
- アディゼロSL2:27.5cm
- アディゼロジャパン9:27.5cm
- アディゼロジャパン8:27.0cm
- アディゼロボストン12:27.0cm
- スーパーノヴァライズ:27.0cm



アディオスプロ3よりも細身ですが、筆者は同じサイズでOK
実走レビュー


履き心地は驚くほどに向上!
新素材の「ライトロック」はツルツルサラサラの素材で伸縮性があり、最近のランニングシューズによく使われているエンジニアードメッシュとは異なる履き心地ですが、足あたりがよくストレスフリー!
かかと部分のホールド感も良くなり、アディオスプロ3の抜けるような感覚は無くなりました!
明らかに軽量でやわらかい
27.0cmで200g以下なので、アディダスシューズの中でもダントツに軽い(EVO1を除く)
やわらかくなったミッドソールはプルンプルンで、アディオスプロ3と同じライトストライクプロとは思えない別次元の感覚です。



履いただけで軽さとフィット感が良くなったのがわかる!




アディオスプロ4で22kmほど走りました!
いきなり5000mペース走(ラップ3~7)をやってみましたが、反発のタイミングを掴むまではタイムが上がってこずでしたが、掴み始めるとポンポンと進み、少し力を入れるだけでキロ3分40秒までイイ感じに上がりました。
2本目の5000mペース走(ラップ13~17)は、サブ3ペース(キロ4分15秒)を目安にかなり力感を抜いて走りました。非常に楽にラップを刻むことができました!
ロッカー構造と軽さで足の運び◎


EVO1はから継承したシューズ全長の60%に配置したロッカーポイントは、「ここから転がっていくよ!」ってシューズが教えてくれるような感覚があり、軽さも相まって足がよく前へ出る!
クッションと反発は文句なし!ただし安定感はアディオスプロ3の方が良い!


改良?されたライトストライクプロは、やわらかくなりクッションと反発が向上!内蔵されたエナジーロッド2.0の力もあって反発力は文句なし!
反発のタイミングはアディオスプロ3より少し遅い感じがします。しっかりと踏み込んでソールを潰し、反発のタイミングが掴めれば非常にテンポよく脚を回していけます!
注意してほしいのは、やわらかくなったことにより安定感が若干下がったこと。アディオスプロ3が、かなりしっかりしたミッドソールであったため、その分安定感がありました!
「ライトトラクション」のグリップ感は◎
アディオスプロ3のコンチネンタルラバーから変更になったライトトラクションは、やわらかめな素材で優しい接地感です!グリップ力もしっかり合って問題なし!


明確にコンチネンタルラバーの場所が足裏で感じられて、蹴りだすタイミングがわかりやすいのも◎



やわらかくなった分だけ安定感は下がったものの許容範囲!
全体的な進化はハンパない!
アディオスプロ3との比較一覧
シューズ比較 | アディオスプロ4![]() ![]() | アディオスプロ3![]() ![]() |
重量 | 196g | 220g |
アッパー素材 | ライトロック | スーパーライトウェイメッシュ |
ミッドソール素材 | ライトストライクプロ | ライトストライクプロ |
内蔵カーボン | エナジーロッド2.0 | エナジーロッド2.0 |
アウトソール素材 | ライトトラクション コンチネンタルラバー | コンチネンタルラバー |
フィット感 | ◎ | △ |
クッショニング | ◎ | 〇 |
反発力 | ◎ | ◎ |
グリップ力 | 〇 | 〇 |
特徴 | やわらかくてクッション◎反発力も強い | 硬めで安定感◎反発力も強い |
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まとめ
今回は、アディダスのフラッグシップシューズ「アディオスプロ4」を紹介しました!
アディオスプロ4はこんなシューズ↓
- 前作アディオスプロ3から大幅な軽量化
- 最速シューズ「EVO1」同様のロッカー構造を採用
- アッパー、ソールの素材の変更で、フィット感やグリップ感が向上
- 軽量で柔らかくなったミッドソールでクッションと反発感が向上
- 硬めのクッションで安定感が欲しい人は前作アディオスプロ3の方が良い
- サイズ感はアディオスプロ3と同じでOK
- 実業団、大学駅伝ですでに猛威を振るう「アディダスの本気」
アディオスプロ3から超大幅アップデートされたアディオスプロ4!
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