【目指せ富士の頂上】完走率40%!富士登山競走山頂コースリポート&完走するためのコツを紹介!

こんにちは!

今回は、市民ランナーのグランドスラムの一つでもある「富士登山競走山頂コース」を紹介します!

「山頂コースってどんな感じ?」

「山頂コースを時間内に完走したい!」

そんな人に、完走率40%の難関コース「富士登山競走山頂コース」のコース紹介&完走するためのコツやポイント、そして下山まで紹介します!

イチマー

筆者は第78回大会で山頂コースを完走しました!

この記事の内容
  • 富士登山競走山頂コースの紹介
  • 完走のコツ&ポイント
目次

富士登山競走山頂コースとは

富士登山競走は、2025年で第78回となる日本最大の山岳競走!

今回紹介する「山頂コース」は、過去3大会以内の富士登山競走5合目コースを2時間20分以内で完走していないと出場できないレースであり、いわゆる0合目と言われる大会エントリーの「クリック合戦」にも勝たないといけない、スタート地点に立つのも難しい人気レースです!

富士登山競走山頂コースのリポート

出典:コースマップ | 富士登山競走 富士山の頂へ 日本一の山岳レース【公式】 (city.fujiyoshida.yamanashi.jp)

今回紹介するのは、5合目から山頂までの道のり!残り約6㎞で1500mを駆け上がる、まさに「富士登山」

スタートから5合目まではコチラの記事をご覧ください↓

五合目関門の制限時間は2時間15分

五合目手前で、五合目コースと山頂コースは分岐します。

山頂コースは分岐を右に進み、ロードを登っていくと五合目関門が見えてきます!

五合目関門の制限時間は「2時間15分」

制限時間内での完走を目指すなら「2時間10分」以内にここを通過しましょう!

五合目から八合目関門

五合目関門を通過すると、大きなエイドが用意されています。

コーラなどの炭酸飲料、水やスポーツドリンク、フルーツやパンなど、たくさんの種類から補給ができます!

五合目から少し上るとすぐに六合目に到着します。

六合目から山頂までは「ヘルメット着用」が義務となっており、自分で用意したもの又は六合目で借用となっています。(借用する場合は、エントリー時に申請が必要)

六合目からは気温も徐々に涼しくなり、足場はキツイ斜面と走りにくい砂れき(砂地)。非常に滑りやすく大股で走ると滑りやすく体力を消耗します。

7合目に来ると徐々に標高の影響か、体が重く呼吸が苦しくなってきました。

足場はほぼ岩で走るというより「よじ登る」といった感じ。

山小屋や私設エイドで給水&補給をしながら山頂を目指します。

八合目関門の制限時間は「4時間」

この時点で10分くらいに余裕があると、制限時間内での山頂到着がかなり濃厚になってきます!

八合目から山頂ゴール

八合目の関門を通過したら、あとは気合と根性!

足場は砂れきと岩場、さらには階段も多くバラエティーに富んでおり、空気の薄さと疲労でお祭り状態!

鳥居を目指しながらノロノロ歩きで進んでいき、ひたすら無の状態で登ります。

つづら折りの登山道を永遠にも思える時間をあるくとついにゴール!

山頂ではコーラやビール、カップヌードルなどが買えるので、現金を持っていくと便利です!

(コーラ500円なので現金は多めに)

時間と体力があれば参拝やお鉢巡りもGOOD!スタート時との気温差が20℃くらいあるので寒い!薄手でもいいのでウィンドブレーカーを持っていくのをおすすめします!

下山

山頂まで登ったら、下山道を走って(歩いて)五合目スバルラインまで約7㎞を下山します。

この下山がまたキツイ!五合目から富士北麓公園への送迎バスの時間もあるので、バスで帰る場合は早めに下山しましょう。(自走する場合は問題なし)

砂れきの下りが6㎞ほど続くため滑りやすく、靴の中に砂がめちゃくちゃ入ってくる。(靴もかなり汚れます)

下山時に、砂が入らないようにゲイターを装着しているかたもかなりいました。

木が自生しているエリアに入れば下山もあと1㎞ほど。

チップ回収前に自衛隊の方々が給水で出迎えてくれます(ありがとうございます。お疲れ様です。)

ここでアミノバイタルももらえます。

給水の先で五合目に送った荷物を受け取り、計測チップを回収。(学生の皆さんお疲れ様です。ありがとうございます。)

チップ回収後、さらに歩くと富士吉田ルートの出入り口に合流し、バスに乗ってスバルラインで富士北麓公園へ行くことができます。

ヘルメットは富士北麓公園の駐車場に回収ボックスがあるんので、ここで返却となります。

山頂コース完走のコツ

ここからは富士登山競走山頂コースを完走するためのコツを紹介していきます!

  • 事前練習
  • 装備品
  • 補給
  • ペース配分

①事前練習

完走のためのポイント一つ目は、大会前の事前練習!

コースを試走しておく、高地に体を慣らしておく、坂道を走っておくなど、富士登山競走を意識した練習が非常に大切です!

筆者は都合が折り合わず、ぶっつけ本番の富士登山競走になってしまいました。

標高3,000m付近から一気にペースダウンしてしまいました。コースの試走が一番効率的ですが、標高の高い低酸素状態に体を慣らすだけでも効果は期待できると思います!

イチマー

現地での試走が一番効率的で効果的!

②装備品

完走のコツ2つ目は装備品!まずはランニングシューズ!

時間内の完走のためには、スタート~馬返しまでの11㎞を速いペースで走ることが、完走への最低条件となってきます!

富士登山競走は、登りだけでサーフェスもそんなに荒れていません。ロード及び登山道をバランスよく走るためには、厚底すぎないでないロード用のランニングシューズがおすすめです!

ロード用おすすめはアディダスの「アディゼロタクミセン11」や「アディゼロジャパン9」

トレイル用なら、MERRELL「スカイファイア2」

服装は夏場のランニングスタイルでOK!

それプラスして、キャップ、サングラス、ジェルなどを入れるランニングベルトがあると身軽に動けて便利です!

7合目以降の岩場で手を使うので、ワークマンなどで売っている薄手のグローブがあるとさらに便利です!

③補給

完走のコツ3つ目は補給!

山頂コースは4時間前後でひたすら登るハードなレースです。くわえて夏場の暑い時期でもあるので、しっかりとした補給を心がけましょう。

序盤のロードはエイドの補給で水分&エナジー補給は十分。馬返し以降のトレイルに入るとエネルギー消費が激しくなるので、マグネシウムなどを配合したエナジージェルを4~6つほど持っておけばOK!

五合目以降のエイドは水分のみになるので、30分~40分おきにエナジージェルを補給するようにしましょう!

脚攣り防止コムレケアなどを持っとくとお守りとして心強いです!

水分は各所のエイドで補給できるので用意しなくても大丈夫ですが、どうしても不安であればソフトフラスクを空で携帯すると、後半のエイドで水を補充できるのでおすすめです!

序盤のロードで水が入ったフラスクを持ってしまうと走りにくいので、空で持っていきましょう。

空のフラスクに、スポーツドリンクの素やBCAA、クエン酸の粉なんかを入れておくのもGOOD!

④ペース配分

完走のコツ最後はペース配分!

4時間30分の制限時間内で完走するためには、各関門の制限時間をしっかり意識して走りましょう。

下の表は2025年の筆者のラップタイムです↓

通過時間(グロス)制限時間
馬返し1時間02分
五合目関門2時間02分2時間15分
八合目関門3時間51分4時間
山頂ゴール4時間25分4時間30分

ペース配分で重要になるのが、馬返し通過までのロードのタイム!

ここが遅いと登山道で大渋滞となり、余力があってもペースが上げられなくなってしまいます!目安としては馬返しを1時間05分(グロスタイム)で通過すれば、やや混み合うくらいで登山道を走れます!

五合目以降の登山道は、よほど走力があるか山に強い人でないと走るのはキツいです。無理せずに足を止めないことだけを意識して歩き続ければゴールは可能です!

イチマー

序盤のロードで遅れると登山道が大渋滞!

まとめ

今回は、富士登山競走山頂コースのレース紹介と完走のコツをご紹介しました!

山頂コース完走のコツは以下のとおり↓

  • できれば本番前に試走!
  • シューズは中厚底のロード用ランニングシューズがおすすめ!
  • エナジージェルは30分~40分に一つの計算で!
  • 水分は空のソフトフラスクを持っていくのがGOOD!
  • 登山道渋滞回避のため、馬返し通過は1時間05分以内!

完走率40%の難関コース「富士登山競走山頂コース」

しっかり準備し作戦を練って、山頂の景色を堪能しましょう!

富士登山競走におすすめのギア紹介はコチラ↓

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