こんにちは!
今回はナイキの「ZOOM X VAPORFLY NEXT% 4」を最速レビュー!
「大迫傑も絶賛してたヴェイパーフライ4ってどうなの?」
「ヴェイパーフライ3より軽くなったって本当?」
そんな人に、ナイキの最新厚底シューズ「ヴェイパーフライネクスト%4」のサイズ感や重量、実際の履き心地を詳しくレビューします!

復活のヴェイパーフライ!ナイキの復権をかけたスーパーシューズ!
ヴェイパーフライ4レビュー


前作ヴェイパーフライ3は、数ある厚底シューズの中でも最軽量の部類でありながら、履く人を選ぶピーキーな仕様でした。
今作ヴェイパーフライ4は、2025年の箱根駅伝往路第5区で区間新、別府大分マラソンで初マラソン&マラソン学生最高記録(当時)を記録した、青山学院の若林選手がプロトモデルを履いていたことが印象的!
ナイキと言えばのプロランナー「大迫傑」も、自身のYouTubeで絶賛しており発売が期待されていました!
大迫傑さんがヴェイパーフライ4について語っていた動画はコチラ↓
外観と各仕様




アッパーはヴェイパーフライから大きく仕様を変更!
ソールの色が透けて見えるほどの薄さながら、コシのあるエンジニアードメッシュが特徴的。




シューレース(靴ひも)は、比較的厚みがあり伸縮性がアップ!
シュータンは一体型ではないスタンダードな仕様です。


かかと部分のパッドは若干厚みが増したような感じです。
歴代ヴェイパーフライの形状を引き継ぎ、軽量性に特化した仕様を継続しています!




ミッドソールの形状はアルファフライ3のような形状になっています。
素材はお馴染み「ZOOM Xフォーム」と、前作より前傾(20度)に角度調整を施したフルレングスの8層カーボンプレート配置!




前足部の厚みが増したようで、よりフォアフットでのエネルギーリターン効率が良くなったとのこと!
ミッドソールの厚みは、実測値で前足部33㎜・かかと部39㎜くらいで、公式のデータではドロップ6㎜です。


アウトソールは前足部をメインにラバー素材を配置。
中足部が非常にシェイプされており、中心部分もカーボンプレートが見える肉抜きがされており、後述しますがかなり軽くなっているのがわかります。
重量


重量は27.0cmで衝撃の166.5g!(実測値)
前作のヴェイパーフライ3は同サイズで184gほどでかなり軽量だったのに、そこからさらに10%の軽量化!
この軽さは数あるスーパーシューズのなかでも群を抜いて軽い!
アッパーの各所がミニマルになり、ミッドソールもかなりシェイプされているので、この軽さは納得です!



必要なものを必要な場所のに最低限の配置!なんと言う軽量性!
サイズ感


サイズ感は前作よりも全体的に縦長になった印象ですが、ヴェイパーフライ3と同じ感覚でOK!
筆者の保有しているナイキシューズのサイズ感は以下のとおり↓
- アルファフライ3:27.0cm
- ズームフライ6:27.0cm
- ストリークフライ:27.0cm
- ペガサス41:27.5cm(普段履きもするためハーフサイズUP)



サイズ感は前作ヴェイパーフライ3と同じ感じでした!
実際の履き心地


履いてみると中足部のピタっとした感じが非常に強く感じられます。
前作よりも少し縦長になったような形状で、より全体的にフィット感が向上しているのが感じられます。


気になるかかとの「抜け」ですが、ヴェイパーフライ3に比べ格段に良くなっています!
歩くだけでもホールド感の向上を感じますが、走るとさらにホールド感が良くなるような感じで、フィット感は問題ないでしょう!


気になるソールの反発やクッションに関しては「少し硬め」な感じで、安定感があり非常にレスポンスの良い反発があります!


とくに前足部の反発が素晴らしく、フォアフットでしっかり蹴って走ると、とんでもない推進力がでる感じがします!
転がるような感じはあまりないので、自分で地面を蹴って走りたい人には非常に良いですね!
トップランナーはフルマラソンで使用していますが、市民ランナーには5000m~ハーフマラソンくらいまでの距離では非常に強いシューズだと思います。もちろん、フルマラソンで履きこなすことがとんでもない自己ベストが出てしまう可能性も秘めていますね!



履きこなせばとんでもないシューズ!


グリップに関しては前足部の効きは非常にGOOD!
耐久性に関しては、軽量性を重視したミニマルな作りなのであまり期待しない方が良いです。中足部はZOOM Xがむき出しなので、どうしても削れてしまうのは仕方がないです。



アッパーは結構強そうですが、中足部からかかと部分のソールのすり減りは早いかも。
どこよりも詳しく解説しているステップスポーツのYouTubeはコチラ↓
他のナイキシューズと比較




ヴェイパーフライ3は手放したため手元にありませんが、アルファフライ3とズームフライ6で比較。
形状はどれも似ておりますが、ヴェイパーフライ4はかなり細身でタイトになっています。








形状や肉抜き、グリップのパターンなども非常にアルファフライ3に似ておりますが、フィット感はアルファフライ3が上。
反発はともに遜色ありませんんが、アルファフライ3は柔らかくクッション強め。ヴェイパーフライ4は非常にレスポンスの良い反発とブレない安定感を感じました。
マラソンに使えたり、万人に受けるのはアルファフライ3ですが、ヴェイパーフライ4はヴェイパーフライらしい少し尖った仕様になっています!
まとめ
今回は、ナイキの厚底レーシングシューズ「ヴェイパーフライ4」を紹介しました!
ヴェイパーフライ4はこんなシューズ↓
- 前作ヴェイパーフライ3からさらに軽量化!
- 転がるような感じはあまりないが、自分で地面を蹴って走りたい人にはGOOD!
- 厚みを持たせた前足部と硬めのカーボンプレートが抜群の反発を生む!
- 中足部からかかと部分の抜けは改善!
- 中級者まではハーフまで、上級者はフルマラソンでの使用がおすすめ!
総じて前作ヴェイパーフライ3の良くなかっところを改善して、さらに軽くしたモンスターシューズ!
トップランナーの意見を存分に取り入れた元祖スーパーシューズは履いてみる価値あり!
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