こんにちは!
今回はアディダスのランニングシューズ「アディゼロ EVO SL」を紹介します!
「ADIZERO EVO SL(アディゼロエヴォSL)はどんなシューズ?」
「どんな位置付けのシューズ?」
「重量やサイズ感は?」
そんな人に、常識を覆したアディダスのスーパーシューズ、アディオスプロEVO1のテクノロジーを引き継ぐ軽量高速トレーニングシューズ「アディゼロ EVO SL」の仕様や重量、サイズ感から実走感まで詳しくレビューします!
アディゼロSL2やアディオスプロ3との比較も挟んでいきます!

アディダスマラソンシューズの新機軸!
常識を覆した「EVO1」をデチューンした高速トレーニングシューズ!
サイズ感はマイサイズでOK!(筆者の場合は素足26.0cmで+1.0cmの27.0cm)
アディオスプロ3やボストン12と似ており、前足部は広めの設計です!


アディゼロEVO SLのレビュー
- 外観
- 仕様
- 重量
- サイズ感
- 着用感
- 実走感


アディゼロ EVO SLの外観と仕様


アディゼロEVO SLはこんなシューズ↓
- アッパーは、軽量でフィット感と通気性に優れたエンジニアードメッシュ
- ミッドソールカーボンプレート非搭載で低密度高反発素材「ライトストライクプロ」をフルレングス搭載
- アウトソールはグリップと耐久性に定評のあるコンチネンタルラバー
- 最速のシューズ「アディオスプロEVO1」の耐久性を上げた高速トレーニングシューズ!
形状は最速シューズ「アディオスプロEVO1」を踏襲しており、シューズの60%部分からつま先にかけて反り上がったロッカー形状、それに加え各部分に耐久性と快適性を持たせた仕様になっています。
各パーツごとに詳しく紹介していきます!



アディオスプロEVO1と同じロッカー構造(つま先の反り上り)を採用!
アッパー部分


アッパー素材は通気性の良い「エンジニアードメッシュ」
アディオスプロ3より、やわらかくしなやかで、アディゼロSL2ほど分厚くない中間的なアッパーになっています。






シュータンは一般的なセパレートタイプで、締めつけによる痛みを軽減するパッドもあり。
靴ひもはノーマルな可もなく不可もなく。シューレースホールはパッチのような補強がしてあります。




かかと内側は面でホールドするパッドで、ヒールカウンターは低め。SL2のように固くなく、くるぶし部分に当たっても痛くなくなりにくい仕様になっています。








アディオスプロ3やアディゼロSL2と比較すると、足入れ部分がタイト目で内側のホールドパッド形状も違うのが良くわかります!


ミッドソール




ミッドソールはフルレングスの「ライトストライクプロ」、カーボンプレートは非搭載。








前足部32㎜、かかと部分38.5㎜のドロップ6.5㎜(メーカー公称)
ロッカー形状はアディオスプロ3ほどキツくなく、比較的アディゼロSL2に近いような印象です。


アウトソール


アウトソールは「コンチネンタルラバー」を採用。
コンチネンタルラバーは前足部、かかと部は必要最低限、中足部はライトストライクプロがむき出しになっています。


ラバーの配置はアディオスプロ3を踏襲したようなものになっています。



フォアフット向けのアウトソール設計!
重量


重量は実測値で片足約222g(27.0cm)メーカー公称は224g
とにかく軽い。同サイズのアディオスプロ3とほぼ同じ重量。アディゼロSL2と比べると約20g軽くなっています。



このミッドソールのボリュームでこの軽さ!
サイズ感


素足26.0cmで27.0cmがジャストサイズ!
サイズ感はマイサイズでOK!
アディオスプロ3、ボストン12、ジャパン8と同じサイズ感。アディゼロSL2は27.5cmを履いているため、SL2を基準に履く場合はハーフサイズ小さめがおすすめ!
その他のアディダスシューズのサイズ一覧↓
- アディゼロジャパン8:27.0cm
- アディゼロジャパン9:27.5cm
- アディゼロSL2:27.5cm
- アディゼロボストン12:27.0cm
- アディオスプロ3:27.0cm
- アディオスプロ4:27.0cm
- アディゼロタクミセン10:27.0cm
- スーパーノヴァライズ:27.0cm



アディオスプロ3と同じサイズ感でOK!
アディゼロSL2と比べると大き目で前足部は広めな形状です!


着用感、実走感
着用感


足を入れた感覚は、足あたりのやさしい「ふわっ」と包まれるようなフィット感。
アディゼロSL2をよりライトにしたようなフィット感で、前足部はアディオスプロ3やボストン12ような広めで余裕のある作りです。
かかと部分はアディオスプロ3の頼りないパッドとは異なり、面でしっかり押さえてくれる構造がGOOD!アディゼロSL2と同等のホールドがありながら、上部のふちが柔らかいのでくるぶし部分にも優しい形状です!



アディダスの弱点「かかとのホールド」がしっかり改善されています!


カーボンプレート非搭載のフルレングスライトストライクプロなので、足の形状への追従性が良く優しい印象です。


試しに10km実走


反発性は折り紙つきのライトストライクプロ。カーボン非搭載ながら良い反発感があります。
ナイキにズームXよりも硬めのしっかりした素材なので、沈み込みは控えめで「パンパン」とテンポよく走りたい人にオススメ!


通気性が素晴らしい!
トレーニングシューズの側面もあるので、ある程度の耐久性を持たせたアッパーであるにもかかわらず、よく風が通る!
バリバリのレーシングシューズ並みの通気性には驚きました!


安定グリップのコンチネンタルラバーは健在で、ピタっと吸い付くようなしっかりしたグリップ感が十分に得られて、地面からの足離れもスムーズです!


キロ5~6分のゆっくり目のジョグは、よくある「反発のある良いシューズだな」程度の印象なのですが、キロ5分を切り、さらにキロ4分30秒より速いペースになると、反発感とロッカー形状がバチっとハマるような感じがあり、オートマチックかつ非常にスムーズに脚が回っていく感覚がありました!
アディオスプロEVO1を踏襲してるだけあって、やはりハイペースな足運びにとても向いているシューズになっています!
マラソン練習の30kmペース走にも使用↓
スピードも十分に出るし、足へのダメージも少なめ!トレーニングだけでなく、マラソン大会本番に使えるシューズです!
履いた感じから、このシューズおすすめの使用用途は以下のとおり↓
- アディオスプロ3やアディオスプロ4をレースに使用するランナーのトレーニングシューズ
- キロ4~5をレースペースにするサブ3~サブ4ランナーのレースシューズ
(使用例)
ジョグ、ロング走:アディゼロSL2
ペース走、インターバル走:アディゼロEVO SL
レース:アディオスプロ3、アディオスプロ4
耐久性はある程度犠牲にしているので、サブ3~サブ4ランナーのレース用や大事な練習用におすすめ!
または、アディオスプロ3やアディオスプロ4などのハイエンドシューズをレースに使用する方のペース走などのポイント練習にもおすすめです!



ペースが速くなると驚くほどスムーズに脚が回る!
アディゼロEVO SLは速めのペースに向いています!


まとめ
今回は、アディダスのランニングシューズ「アディゼロEVO SL」をレビューしました!
アディゼロEVO SLはこんなシューズ↓
- アディオスプロEVO1を踏襲した高速トレーニングシューズ!
- 片足222g(27.0cm)と軽量!
- アディオスプロ3と同等の軽さでフィット感は◎
- カーボンプレート非搭載だが、張りのあるクッションと反発感!
- キロ4分30秒を切ってくると驚くほどスムーズに脚が回る!
アディダスマラソンシューズの新機軸となる「アディオスプロEVO1」の形状とテクノロジーを踏襲した「アディゼロEVO SL」
速めのペースでのスムーズな脚回りが、とても印象的なシューズでした!
エリートランナーのポイント練習、サブ4ランナーのレースシューズに良い選択肢が増えました!ぜひお試しあれ!


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